照度(明るさ)の基準はどう考えればよいですか?

現状の使用状況を基準とし、「明るくしたい」のか「現状維持」で良いのか、が基本的な判断基準となります。

まずは現在使用している水銀灯やメタハラなどのランプと無電極ランプ「TecoL」の同等の明るさを確認して下さい。下記表を参照し、「現在使用しているランプの出力(w)÷概算掛率」の計算で、同等の明るさを算出することができます。例えば水銀灯400wの場合、水銀灯400w÷概算掛率3.33=TecoLの同等の明るさ120wとなります。「現状維持」で良いのであれば120wを選べばよいし、「明るくしたい」のであれば135wまたは150wを選ぶのが適切です。

ランプ種類 平均省エネ効果 概算掛率(色温度6500k)
水銀灯 約70% 約3.33倍
ナトリウム灯 約60% 約2.5倍
メタハラ 約50% 約2倍
セラメタ 約40%

約1.67倍

LED 同等 約1倍

また、色温度によっても明るさの感じ方は異なってきます。色温度が低いランプは高いランプより若干暗く感じる場合がありますので、それも考慮して明るめのランプを選ぶ必要があります。詳しくは弊社までお問い合わせ下さい。

もっと詳細に検討したい場合は、現状で使用しているランプの「設計照度」を算出しましょう。設計照度は全光束(ランプの新品時の明るさ)の「約70%」程度で行います。しかし、多くの場合はランプが切れる「光束40%以下」まで使用されているケースが多くあります。これを踏まえて電球が切れるまで使用されている場合ですと、だいたいの平均値の「光束60%程度」を基準値として考えるのがベストです。「光束60%程度」を維持すれば「現状維持」の明るさとなり、「明るくしたい」場合はここから何%程度を引き上げるのか検討して下さい。